過去の参戦記

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GALLOP-X in KAWAUCHI '06

■「バイクの準備」 WADACHI 完成形
@フロントサスペンション
サスペンションが6月に参加したサントレセッティングのままだったので、WADACHIのスタンダードセッティングに戻した。
ギャロップの様なクロスカントリー走行や林道走行にはスタンダードセッティングの方が適している。
フロントフォークにもプリロードアジャスターを装備し調整幅を広げられるようにした。

@リヤサスペンション
EDタイヤによる姿勢変化もありスプリングのプリロードアジャストを2回転戻して姿勢を整えた。
これで車体の姿勢が良くなり結果的にリヤサスが良い仕事をしてくれる様になり、間違い無く去年よりラクに走れる様になった。
ギャロップで求められるサスの方向性は一秒でも多くタイヤを路面に接地させて前へ進む事。
派手なジャンプがある訳ではないので大きなストロークは必要無い。
余談だが僕はオフロードバイクのサスストロークは短くても良いと思っている、短くてもその中できっちりと仕事をしてくれれば良い訳だ。
これは今後の技術革新に期待しよう。

@タイヤ
タイヤに関してだが殆どの皆さんがミシュランを履いている事もあり僕はあえてブリヂストンをチョイスしている。
もし皆がブリヂストンをチョイスしていたら僕は逆にミシュランを履いているだろう。
ブリヂストンは第一回のギャロップから履いているが毎年異なるタイヤを使っている。
今回はフロントにM201(エア0.9)とリヤにED12A(エア0.8)をチョイス。
フロントはノーマルチューブでビードストッパー無し、リヤはライトチューブ(ノーマルとヘビーの中間)+ビードストッパーで軽く仕上げた。
ライダーの間では良く話題になるリヤタイヤのチョイスだが今回は大正解。
元々僕はマシンを寝かせるのが得意では無いし、マシンが起きている時に絶大なグリップ力を発揮してくれるED12Aは思っている以上に自分との相性が良かった。
その結果、超練習不足にもかかわらず(6月のサントレ以来オフロードを走っていない)体力以外は何も問題を感じる事も無くむしろ去年よりかなり乗れている感覚があった位だ。

@ハンドル
去年はレンサルのリッキー・カーマイケルを使っていた。
しかしどうも僕には相性が悪く、ただ疲れるだけでコントロール性も今ひとつ。
そこで今年は以前から使っていたステファン・エバーツに戻したらやっぱりイイ!
微妙なベンドとエンド部の上がり加減が絶妙で、手にしっかりとフロントタイヤの接地感が伝わってくる!

感度の良いハンドルは結果的に疲れないのだ。

このステファン・エバーツレプリカは通常のツーリング趣向の方にもオススメしている。
10人に勧めて10人とも高評価を頂けるハンドルってあまりないのですよ。
もしどんなハンドルにしたら良いのか迷ったならば是非使ってみて欲しい。



@プロテクター
去年は白バイ隊員ご用達であるホンダアクセスのプロテクターを使った、しかしオフロード専用と言う訳ではないので使用感はイマイチ。(暑かった)

そこで今年はおフランス製のファーストレーシング製インナープロテクター(税込¥8,400-)を着用した。
これは素肌に直接着用するがマイクロメッシュなので暑い事も無く走行中は快適そのもの、ソフトプロテクションでフィット感も抜群。
そしてこれはウェアと同様洗濯機で丸洗いが可能なのでいつも清潔を維持出来ると言う事だ。
あまりハードなライディングをしない方や、軽量なので女性やビギナーの皆さんにもオススメです。
ファーストレーシングの製品は人気のレインオーバージャージ同様、あったらいいなあと思うものがあるのが大きな魅力。
それとアメリカで売っていないのもいいよね!

■川内村へ出発、そして宴会だ
本当は土曜日の朝から行きたかったのだが仕事もあるのでそうも行かない、で結局午後4時出発。
行きは常磐道一人旅、ここぞとばかりに趣味のジャズをしっとりと聴きながら川内村へ。

到着は午後8時半頃、すでに宴タケナワでお仲間に入れていただく。
ビールも上手かったけど焼酎のお湯割りは最高、アウトドアで飲むととてもおいしい。
これはクセになりそうだ。

今回ヒメマルさんはケガの為見学、でも皆と楽しそうに歓談していた。
ケガはモチベーションで回復が変わるもの、これならば直るのも早いだろうしイチヒメマルファンとしては早くフィールドに戻って来て欲しい。

■「さてレースだ」
今年もFAN-Cクラスにチャレンジ、過去にレースで上位入賞した事ないし体力的にも精神的にも楽しく走りたいのでこのレベルがとても居心地がいいのだ。

グリッドは6番目、去年最高に楽しいオヤジバトルをしたKTM200に乗るvitorさんと同じ列。
この時隣にいらっしゃった方から笑顔で「お互い怪我無く楽しみましょう!宜しくお願いします」とお声がけ頂いた。
この紳士的なマナーと暖かさはやっぱりギャロップ!素晴らしい!
そのまま僕もお隣さんにお声がけしたらとてもいい雰囲気になり、皆さん気分も上々に!

スタートは当然ながらvictorさんに前へ行かれる、この白い煙はきっとvictorさんのKTM200だろう。
一周目は様子見って感じを維持しつつ、抜ける時は抜きましょうと言うチョー適当作戦。

それにしてもvictorさんは早い、必死に走っても全然追いつかないKTMとの相性は良いようだ。
・・・と思っていた矢先に何故かスルリと抜けた。
後で聞いたけどエンストしていたのですね。
でもその後はぴったりと離れないで付いてくるのはさすが、背中に殺気?を感じて全く気を抜く事が出来ない。
ようし、この際だからあまり他の人が使わないちょっと変わったライン取りで走ってみようと思いコースを目一杯使って右に左に走り回りまわる。
XR230は2スト車の様にクルッと小回りしてスバッと加速するような乗り方は全く合わないし、今回チョイスしたタイヤ同様でそういった性格のマシンでもない。
コーナーもなるべくスピードを落とさないで多少大回りでもスムーズに回れるラインを考えながら走るとコース幅を目一杯使う事になる。
僕はマシンをバンクさせて走れないし、基本的にマシンを立てていた方がグリップも良く転倒のリスクも減るから(今回無転倒)結果的に疲れないのかもしれない。

レースが始まって40分程経過してくると「おかしい?こんなに上手く行くはずが無いんだけど・・・」と自分の走りに疑問を持ち出した。
練習不足もあるのにこんなに走れるのは調子に乗りすぎて自分のキャパを超えたオーバーペースじゃないかと思っていた。
何故ならば今までの僕の人生とレース経験は調子に乗るとドカンと穴に散るケースが多い。
その昔「エンデューロは人生の勉強になる」と鈴木ヒデアキ氏が言っていた事を思い出したりしていた。

その疑問を抱きながらレースも前半終了の一時間経過、「さあこれから後半戦、追い上げるぞー」と息巻いてジャンピングスポット通過後いきなりエンジンストール。
やっぱりこうなるんだなあと意気消沈・・・
しかもヒメマルさんの目の前で止まると言う大失態、アイドリングはするのだが全く吹け上がらない。
マシントラブルはとってもカッコ悪いが、機械なんて言うものは使っていればなんらかのトラブルや壊れる物だ、ましてレース使用ならなおさら。
原因は写真の通りメインジェットにしっかりとゴミが食らい付いていた、ジャンプ後のフロートバルブの動きを考えればなんとなく納得は出来るが、これはさすがに防ぐ事は出来ない。
誰だってトラブルは経験すると思うけど、何でも完全には防げるものではないからね。
今回のレース前に2誌程(B/O誌・別冊M/C誌)このXR230-WADACHIを取材して頂き、山で乗って来て頂いた。
当然絶好調だったのでなんの不安も無かったのだ、しかし通常考えられない事が起きるのがレース。
停止した事により緊張の糸も切れてしまった、ここから走り出しても危険だしケガ無くいい汗かいて帰れる事に感謝しつつ大人の判断でリタイヤした。

ヒデアキさん、また人生の勉強になりましたよ、まだまだだね。

またギャロップに行かないといけない良い理由が出来ました。

参加した皆さんお疲れ様でした!
追記:僕はギャロップの森が大好きです。

「今回のサービスカット」(モデル:島ちゃん)
写真提供:デベ悪さん・オフパラゆーじさん・芋おやじさん・ありがとうございました!