過去の参戦記

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「ギャロップ-F 2007」二人の女子の参戦記 2007年5月

■春がキター 文:流し目junie
めでたく紅白WADACHIがGallop-Fに揃って出場決定!
そして、紅白戦だと散々ハッパかけられましたがまったく“勝負”になりませんでした、ええ。
私たち仲良しよ! 多分何度か抜かれてるはずなんですが、白WADACHIにまったく気がつきませんでした・・・(スイマセン)
今回は(っていつもだけど)順位とか速度よりも“自分に課したテーマをこなそう”という前提で参加したので、 試行錯誤しながら相変わらずのマイペースでのろのろ走ってました。
ギャップやわだち、ガレて根っこや岩が出た登り、 そして疲れた頃に現れるGallop名物のウッズなど私には「ひぃぃぃ~」っとなってしまうところも、丁寧にアクセルを開けて慎重に進めばスルスルとクリアしてしまうのはさすがWADACHI。
自分の腕じゃなくて、マシン性能に助けられた1日でした。
これでもう少し技量があって、アクセルを開けられれば多少は早く走れるんでしょうが、どうしたらあんなに飛ばせるんでしょう・・・。
今回は“飛び出せ”どころか、“飛び出しすぎWADACHIっ子”だったのですが、残念ながら(?)フィルムに収まってないようです。
あちこちで助けてくれた方々、ありがとうございました。

白WADACHI研修生さんとは、結局絡むことなく時間切れでレース終了。
終了後はしばらく放心状態でまったく身動き取れなかったんですが、研修生さんとの紅白記念撮影では、しっかりカメラに向かって営業スマイル・・・。

「とっても楽しく走れたねー、お疲れ様!」と話しながら、お互いの健闘を称えました。
お天気も良かったし、本当に素晴らしい環境での走行をたっぷり楽しませてもらいました。
私のような万年初心者も挑戦して楽しめる機会を提供してくださった、スタッフやマーシャルのみなさんに感謝です!
参加したみなさま、お疲れ様でした。

■ギャロップランドの悪霊 文:不思議少女研修生
「DAY-1」
今年も参加させてもらっちゃいました。
レースで楽しいバイクを持ってないのであきらめていましたが、 前述のとおり神様から素敵なプレゼント。
stradaの真っ白なXR230wadachi号で出場させてもらえることになりました。

でも、 約10ヶ月ぶりの土の上。
不安一杯、何より体力が心配。
ここ最近は筋力が相当落ちているのも感じていたし、 ちょっとしたことで筋肉痛にもなるし、 体が固くなってる…と気づかないフリをしてました。
本当にこのままバイクはフェードアウトしてっちゃっうのかな‥と思ってたところ。
出場できることになって、その後の怪我とか、筋肉痛が度を越えて発熱しちゃうんじゃないかとまで思ってました。

自分以外は最高のシチュエーション。
やれるとこまでやって、最期に笑って楽しかった!と言えるようなレースにしたかった。
結果、やっぱ楽しい!
川内の土の上は10ヶ月前の私を即座に呼び戻しちゃった。
あーあ、せっかく我慢を通り越して、普通の人になってたのに(笑)

レース前々日の夜にisgkさんに拾ってもらい、川内へ。
gallop landには前日の午後早めに到着。

まだエントラントはあまり集まってなかったので、wadachiを出してちょっと試乗。
土の凸凹に体が慣れていなくて少し怖い。けど、アクセル開ければ安定するし、、、 すごく衝撃を吸収するサスだなぁ~と感じた。
ちょっと欲だしてフロントアップ~  すると、なぜか出来る。
トラ車以外で出来た試しがないフロントアップがなぜかwadachi号はできる。
SLだって、もちろんXRだって、できないのに。
タイミングが合えばタイヤくらいの高さまで上がる。トラ車だってあんましできないのに… 種もしかけもしてるっていうのはこのことか。

そうこうしているうちに続々と集まりだす。
バイクから遠ざかってるうちに知らない人ばっかになってた。
ネット上でしか知らない色々な方々が登場でやっとみんなにお会いできた。
会いたかった人の中でも特に会いたかった人はjunieさん。
やっぱり赤いstrada wadachi号を駆る女性だ。
大型のトライアンフ乗り。前々からO里さんに話を聞いててがんばってる姿が目に浮かんでた。
お会いしてういういしい姿に惚れた。いいなぁ。(って私はレズではありません!)
いつもの宴会もはじまり、wadachi号にもまたがってもらう。
エンジンかけてもらいたかったんだけど、 今年は200台だかで、周りをトランポで固められ、出られそうにない状況。
きれいすぎて遠慮してるのか、エンジンかけてもらえなかった。
周りの大きな高級外車に負けないくらいのかっこよさはスト辺さんの心意気。
いや、実際光ってた。ちょっとコンパクトなボディでも鋭い感じで光ってた。
ますます見合わない自分。
ムカイダーに宣戦布告されるが、私はそんな土俵にも乗る事ができないので、勘違いしまくってるムカイダーを突き放ざるおえないのだよ。

芋おやじに私の作ったどぶろくを戻すべく、本部テントに乗り込む。
takeさんだ~。「お前また人のバイクで出るのか!」といつものように怒られつつも可愛がられる。
金賞をもらったどぶを芋おやじに試飲してもらうと、一言「若い!」 芋おやじの汁は深いそうだ。
そこが年の差なのか? と楽しい一夜でした。

さて、次の日はいよいよレースです。

「DAY-2」
ウォンウォン、ボボボボ。
暖気するエンジンの音で目が覚めました。久しぶりのレースらしい朝。
どういう順番で何をするべきなのか、半分忘れかけた記憶をたぐります。
トイレ行って、朝ごはん食べて、片付けて、着替えて、キャメルバックに水を仕込んで、開会式。
半分記憶が飛んでるので、プロテクターしないでモトパン履いちゃったりしちゃてドタバタ。
でも、前回みたいにピットインしてブーツ履いてない…なんてこたぁありませんでした。

ピットイン、スタート10分前。この待ち時間がかなり緊張。
スタート直後に団子になって転けないように、マイペースで行こう、と心に固く誓う…
そしてスタート、最初の方は順調に進む。結構走れる。
足付きは161cmの私にはそんなに良いとは思えないけれど、 それを感じさせない低重心、サスの柔らかさでクネクネ曲がれる。
ギアも落としてあるので、トコトコ走りもできる。
今回のコース、ギャロップにしてはかなりクネクネです。
クネクネ走りは得意なはずなのに…
順調に走っている感じだったが気持ちは先走ってた。
かなり焦ってた。わけもなく早くいかなきゃ、心ここにあらず。
そんな時、平地からちょっとした1mくらいの坂を駆け上がり、そのままアクセルで登る!と思った瞬間、そこは登りではなく極端に平地…コース見誤り、フロントブレーキ!一歩遅かった!えらい勢いで木に激突!

左手を木との間にはさみ、左ハンドガード・ポキッ、 勢いでバイクが右の地面へ倒れる、右ハンドガード・ポキッ。
なんと開始早々10分もたたずして、見るも無惨、ハンドガードはお亡くなりになってしまいました。
あーあ、泣、だから言ったのに。私ごときがこんなおしゃれなハンドガードつける資格がないのだ。
他は大丈夫か?とXRを確認。意外と無事…が、クラッチレバーがやけに重い。
指4本掛けでも重い…こりゃピットインだ。
とれてしまったハンドガード2枚を耳そろえて激突した木の根元に献上。あとで取りにこよっと。

一周で左手握力が奪われ、コース後半のウッズがメチャメチャ。
そこで見学のダースペ軍団が目の前に!、正直「助けて~!」と叫びながら通り過ぎた。
どうもこの時、XRはデュークのようなお面になっていたらしぃ。
極悪のウッズを通りすぎピットへ戻り、工具出してハンドル周りをいじる。
息もあがって、キャメルの水も上手く飲めず、ピットで飲んで少し休む。
んー…行きたくないけど、行かねば。

もう一周するが、左手の握力が限界で、ウッズでは気持ちは急ぐは、クラッチ切れないは、フロントブレーキもあんまり効かないは、もうとっちらかっちゃって体力の限界。
またまたピットイン。するとダースペ軍団が居てくれた。

johさんにレバーが固いことをつげると、いろいろやってくれた。
その間にいろいろ見ると、クラッチホースになにやら曲がって干渉しまくってる。 これだ。
直して、自分はもうヘロヘロで直んないけど、とにかくもう1周…とコースに。

そして激突2回目。 コース最初の砂利道林道を通り過ぎて入る森の2本レール。 どちらもウォッシュボード状態。
もう疲れ過ぎているので、轍に入りたくない病が発症。 と、フロントを轍にいれないように上げたらすっぽ抜けた! で反対向いちゃって木と木の間に激突! あーあ。またやっちった。
でも、フェンダー折れてない、傷もあんましない。 引きずり出してみると、まぁ大丈夫かな? で、エンジンかけようとニュートラル…あれ?

ペダルがない。(顔真っ青)

ペダルを良くみると本来前に向かってるペダルが180度反対向いている… その状態からシフトをあげようとするも、無理。
リタイヤを覚悟する瞬間でした。 後ろからきたマーシャルさんを呼び止め、リタイヤすると言いました。
すると、笑顔が素敵なマーシャルさん。 「あぁ、これ」と、シフトペダルを握りしめ、うにょにょにょ~と怪力で元の位置に。 「これでどう?」…どうって、あんた…・・・
しばしの沈黙後「ピットまでは行けますよね」と答えました。 で、私の中ではピットまでのはずだった。

ピットで休憩。 休憩してたら、安っさんが「時間的にあと一周やな」とせかされ、 しょうがない。一周行くことに。あと一周だもーん、とがんばった。
やっと、気持ちが先走りすぎていることを認識しはじめ、 なんだか効かないフロントブレーキをリアブレーキで改善。 座ってしまうとリアブレーキが上手く使えないからスクワット状態。 辛い…これか、辛いって言ってたのは。(普段、棒立ちなのでわからなかった) とにかく体力消耗しないよう、スクワット我慢してでもウッズで止まらないを心がけるが、 ハンドガードがないので、takeさんが仕組んだ木と木の間がハンドル幅になってる罠の手前は止まっちゃう。
ぶら下がっているツタを手に受けるだけでも激痛。 ハンドガードある時は重戦車のように薮でもなんでも向かっていけるのに…そんな野蛮なことをさせてくれないのがstrada。。。 今考えれば、トライアルテク使えれば行けるんだろうな…精進します。

で、やっとチェッカーフラッグ…と思いきや、段ボールになにやら書かれている。 「あと一周」 えぇ~!あと一周するのぉぉぉ~。。。 もうすべてが終わったと思ったのに‥まっ、でもピットに行かない周回はなかったから一回くらい良いか…と周り始める。
それからすぐに後ろの方が詰まってるな…と4stレーサーの轟音を感じ、道を譲ろうと、端を走るが抜いてくれない。疲れたから抜いてもらおうと止まった。あれ?抜かされない。と後ろを振り向くと5台くらいが連なってみんな止まってる。「へっ?」
マーシャル軍団でした。ということは私どん尻っ?!がーん… 轟音に追いかけられへべれけ状態の私にはかなりきついお仕置きになりました。 そうして走っていると一台抜いてくれた…あれはtakeさんだ! それからtakeさんとドライブで…しごかれました。

「なんでそんなギャップのとこ走ってんだ!端っこ走れ!」と走ってても聞こえるでかい声。 確かにスムーズなtakeさんの走り。しばらく後をついて走る。
レース出たての頃は端っこばかり走ってた。端っこしか走れなかったからだ。 で、今はウォッシュボード状の路面とかどう処理したら良いかわからず、わからないから走ってた。
でも、このマシンはウォッシュボード上を走るより路面状況を判断してクレバーな走りに徹するバイクなのかな。KTMとかだったらたぶん何の気なく行っちゃうのかな?などと考えながらtakeさんの後を追走。ちょっと幸せ♪
そしてウッズに入り、後ろから「あと4分!がんばれ」とせかされ、最期の最期でクレバーな走りが出来てチェッカー。良かった。怪我もなく終われた。
けどダメダメな自分が。と反省できるくらいすんごく楽しかった!

写真提供:徳永 茂