過去の参戦記

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2008 サントレ徒然記

◆出発の朝
6月20日金曜日、朝8時半起床。
今日はサンシャイントライアル会場の山形県白鷹まで移動の日、今日一日かけて現地に到着すれば良いので以外と朝はゆっくりだ。
今回参加予定だった清水さんが急病でサントレに行けなくなってしまい、急遽僕のバイクを楽さんのステップワゴンに積んで頂く事になった。
清水さん現在は症状も落ち着いて今は大分良くなっている、良かった。(7/15に無事退院!)
参加出来なくなった清水さんの分まで我々がしっかりと楽しむのが彼に対する礼儀&一番の特効薬と信じての参戦だ。
また急なお願いにもかかわらず、快く僕のバイクを積んで頂いた楽さんには大感謝だ。
ストラーダ店前でステップワゴンにバイクや道具を積み込んで準備をしていると重富ラーメン(通称ダニエルラーメン)のアベマツさん登場、バナナやドリンクなど沢山の差し入れをしてくれた。
これは本当にありがたくて実際現地でとても助かった、また皆でラーメン食べに行こう。
で準備が整い出発、僕が運転しようとしたが楽さんが「ワタシ運転していくよー、乗って乗ってー」
結局なんだかんだで往路を全て楽さんが運転してくれたのだ、お陰で僕は疲れなかった。

さて、楽さんの運転だが乗ってみて驚いた!
とにかくリズムが抜群にいい、加減速や車線変更のタイミングも含めて全てがスムーズで助手席の僕に殆どショックが無い。
高速道路などでも路面の継ぎ目があるのだが、そこを通過する時にも車体の挙動変化が起き難いように自然とスロットルをコントロールしている。
きっと無意識にやっているのだろう、凄い事ですよこれは。

楽さんのドライビングテクニックのルーツを尋ねているうちに、会話は自然とモータースポーツの話になっていた(BGMは楽さんの好みでバンプオブチキン)。
早い話楽さんは昔クルマでモータースポーツをやっていたそうだ、なるほどと深く納得。
助手席はその運転の素晴らしさも手伝って最高に景色を楽しめる場所となり、いつもと違った気分の山形行きになった。
高速降りてから途中の道で「ジャズやるべよ~っ」の映画スウィングガールズで有名になった鉄道にも遭遇、僕は鉄道に詳しくないので路線も名前も全くわからないけどジャズは大好き、まさにスウィングガールズの様なビッグバンドスタイルが。
今回こんなステキな風景を楽しめたのも楽さんの素晴らしい運転があってこそ、運転してくれてありがとう。

◆サントレ会場・白鷹に到着
今年もまた白鷹に来ることが出来た。
ここの空気はいつでも優しい、これを味わう為に一年間頑張っていると言っても過言ではない。
一年間ストラーダを支えてくれたお客様に感謝しつつ、頑張った自分へのご褒美をサントレ参加と言うカタチで味わうのは僕にとって年一回の至福のひとときなのだ。
パドックの空気はここ独自のふわっとした感じでこの空気を味わうと心から白鷹にやってきたと言う気持ちになれる。
パドックでホント久々に直樹君に会う「ナベさん今年はプレッシャーとの戦いだよ!」ありがたいアドバイスを頂く。
プレッシャーは全く無いと言ったらウソになってしまう、でも去年の成績はマグレ以外の何物でも無いので 今年は初心に帰りリラックスして自分流で楽しもうと決めていたのだ。
何より去年以上に練習時間が無かったのが大きいし、誰でもそうだけど怪我は出来ない。
パドックでは一年ぶりに会う人達と再会を楽しむ、特にうれしかったのは千葉県にあるトライアル専門店 「the カントリーハウス」の店主高橋さんに20年ぶり位にお会いした事。
高橋さんとは昔ファンティックのオーナーズクラブで一緒だったので以外と付き合いは古い。
昔以上にスムーズなライディングは健在、今回はCRM80Rを駆り所々でキレのある素晴らしい技を見せて頂きました。
会場で悪し沢さんととれっくと~ちゃんにハグした事も合わせてお伝えしておこう。

◆夜のサントレ第一ラップ
はい、お約束の宴会です。
日頃一緒にお酒を飲む機会の無い方々ばかりと言う事もありついついお酒も進みます。
写真はまだまだ普通の状態、すでに写真がブレてますが気にしないように。
楽さんの作る焼酎割りがおいしくて結構飲みましたよ、僕にしては。
やっぱり焼酎はいい、二日酔いも無いしレース前日はこれに限る、しかし0時過ぎに明日に備えて早々就寝、その前に王子の寝顔を激写(笑)

◆究極の朝ゴハン
朝ですとっても爽やかです、mattがいるにもかかわらず全く持って雨の気配はゼロ。
てきぱきと宿から会場へ移動、途中コンビニでウィダーインなどを買い込む。
さてなにはともあれ朝飯だ、白鷹スキー場内「まあどんなれすとらん」へGO!!
予約をお願いしておいた朝のオールクリーン定食をいただく。
これよこれ!山形名物の”だし”!これを食いたくて東京から来たんだ!
しかもこれは大好物のナス、味噌汁にバッチリ合うしご他聞に漏れず今年も朝からゴハンを3杯食べてしまった・・・・


◆地元メディアのインタビューを受ける王子
インビュアー「山形の女性はどう思われますか?」
王子「でへでへ♪うへへへへ(照)」
と言ったかは定かではないが、右にいる根津さんがちょっとうらやましそうだ。
ちなみに王子は今回のサントレで一番若い参加者だった(20才)。

◆車検
車検は各保安部品の作動はもちろん、ホイールベアリングのガタ、スポークの緩みチェック、キルスイッチの作動確認などきっちりチェックします。
至って普通の事なので落ちるのはもっての外だ。
競技当日の朝に到着した斉藤由美選手、どうやらはずしたハーネスを自分で取り付けたらしいが保安部品がマトモに動いているのかどうか心配なので行ってみた。
どうやら車検も無事にOK。

◆サントレルールの超簡単なおさらい
サントレは誰でも楽しめます、マシンは普段使っているトレール&エンデューロマシンをサントレのレギュレーションに準じた仕様にすれば出場可。
しいて言えばタイヤをトライアルタイヤにする、あとは個人の好みでちょこちょこっと・・?
ルールは単純、まずはスピードを競うタイムアタックセクションから簡単に解説します。
これはテープを張ったコース内を入り口から出口まで90秒以内に走り抜けて下さいというもの。
タイムアタックですので通過する時間は短ければ短いほど良い訳です。
途中でエンストしようが転倒しようがOK、とにかく90秒以内に出てくれれば良いのです。
トライ中は自分が走っているコース内には他のバイクは入れませんので誰にも邪魔される事無く、安心してコースを堪能出来ます。
但しコーステープを切るようなコースアウトはその場でアウト、その際の記録は最長時間の90秒となります。
写真はクロス丸太で構成されたタイムアタックセクション。
左足を突き出して悪戦苦闘しているのは車検にも登場した斉藤由美選手、彼女はネタの宝庫なのでついついカメラが向くのは自然の論理。
トライする前から「あたしココやりたくない!」と散々ダダコネしてましたがなんと43秒で通過!
男子でも通過出来ない人が沢山いたんだからこれは大したモノだぞ、よくがんばった。

それとちょっと慣れる必要があるのがトライアルルール、最初はちょっと惑いますがすぐ慣れます。
こちらもルールは簡単、セクション走行中に足を地面に付かなければ良いだけの事です。

←トライ中のガルル編集部もちもち君、ルールわかってるよね?
トライアルルールのセクションもタイムアタック同様、コーステープを張ったセクション内を足を付かずに走破して下さいと言う事です。
足つき一回→1点
足つき二回→2点
三回以上 →3点

・転倒
・足を付いたままバイクが後ろに下がった場合
・足を付いたままエンストした場合
この三つは全て5点になります。
サントレの場合は足付いてバックしたとかしないとかで悩む事は無いです、皆さんワリとはっきり転びますので判定は至ってわかりやすく簡単(笑)見ている方も楽しめます。
トライアルは足つき3回以上はバックやエンストをしない限り3点と言う事ですが、実際トライアルセクションでバタバタもがいていても中々5点にしてくれません。
そう、サントレのオブザーバーの皆さんは非常に心優しく暖いのです。
せっかく走りに来たんだからたっぷり山形の里山を堪能していってくれと言う心づくしのオブザベーション。
しかしこれはこれで結構大変で「もういいから早く5点にして楽させてくれっ!(ハァハァ,大汗)」とか内心思ったりするのです。
そんな自分やオブザーバーとのビミョーなやりとりが楽しいのもサントレの魅力です。
中にはこんなに美しい女性オブザーバーもいてドッキリ!
まさに森林に咲く一輪の山百合、気持ちは癒されましたがしっかりプレッシャーも一緒に頂きました(笑)

◆リエゾン・コース移動は心配無用
サントレはコースに添って案内用のマーカーが設置されています。
左の写真は左折の合図、曲がるポイントの手前からこういった案内が出てきますから殆どの方は間違い無く走る事が出来ます。(スギモト君を除く)
元々の発祥がトライアルマシンで走る想定ですのでラリーマシンと異なりマップケースなどを取り付ける場所がありません。
必然的に出来たシステムですがライダーに負担がかからず事故防止にも一役も二役も立っている素晴らしいシステムです。

◆絶妙のブレイクポイント
セクションをこなし林道やケモノ道を縦走し、ちょっと小腹が空いた頃に突如表れる「玉こんにゃくポイント」。
消耗した体に玉こんにゃくの塩分とスポーツドリンクが嬉しい、絶景の場所に設置されたテントとイスは一日中座っていたい位で白鷹の山を知り尽くした主催者のなせる業です。
彼らは自分達のフィールドの魅力と素晴らしさをしっかり把握しているのです。

◆セクションはバラエティ
基本的にトライアルセクションはかなり優しい設定です、タイムアタックセクションは逆に足を付かないと走破出来ないものや、180度ターンなどちょっとテクニカルなものもありますが写真の様な豪快なヒルクライムもあります。
でも初級者でも頑張れば必ず走破出来ます、走破すべきラインに悩んだら一緒に走っているパートナーに相談したりセクションの下見中に上手そうな人に聞いてみるとか、それもまたサントレを楽しむ方法のひとつです。
サントレは言うなればオフロードバイクの運動会、オフロードでのバイク基本操作力が全て試されるのでオフロードバイクの総合競技みたいなものです。

◆みんな頑張ったね~!そして今年も思いっきり楽しんだ!
XR400RやCRF450X出ちゃうヒト、借り物バイクで出ちゃうヒト、ケガを押してでもでちゃうヒト、ルールがなんだか良くわかんないけど出ちゃうヒト、色々なメンバーがマイペースで楽しんだ今回のサントレ。
三人一組で助け合いながら走るツーリングトライアルスタイルでならではの魅力と醍醐味を皆さん充分に堪能出来たと思います。
昔から思っていたのです・・・トレール車やエンデューロマシンでツーリングトライアル的なイベントが出来ないものかと。
我々を心から歓迎して頂き、なおかつ楽しませて頂けるこういったスタイルのイベントは全国を見てもここサンシャイントライアル&トレッキングしかありません。
SSDTの様にずっと続く事を心から願ってやみません。

◆トレッキング執事「スギモト君」
今回はライダー同志の組み合わせは僕の自由でやらせて頂いた。
そんな特権を生かし楽さんのお相手をスギモト君に託した、理由は簡単で彼の人生勉強になるからだ。
スギモト君は楽さん好みの年下でイケメン、しかも性格もいい。
「スギモト君って優しいのよ~、リエゾン走っている途中で野生のサクランボ摘んで私に渡してくれるの」とは楽さんの感想、思った通り素晴らしい気配りだ。
「でもね、彼って何かポーっとしているのよね、天然って訳じゃないんだろうけどさ。だから3回位ミスコースしちゃって私が教えてあげたの」
やっぱりスギモト君である、楽さんにはご苦労頂いたがこれも想定内なのでお許し願いたい。
まあその代わりキミのカッコイイ写真を載せといてあげよう、でも良く見るとウインカー点灯してるぞ!
スギモト君のトレッキング執事への道のりはまだまだ遠くて長い。

◆とれっくと~ちゃんと言う存在
相変わらずゴマカシの全く利かないセクション、そんな苦しくも楽しいセクションと絶妙のコース設定をしてくれるのがこのお方、とれっくと~ちゃんこと高橋さんです。
と~ちゃんの本業は仙台市で「トレックフィールド」と言うバイク用品店を経営しています、自称怪しいバイク用品屋のミシン職人。
この爽やかな笑顔はもちろん、お人柄も大変温かく紳士そのもの。
まさに我々オフロードライダー目指す紳士の見本です。
と~ちゃんの尽力無しではサントレは成り立ちません、これからもよろしくお願い致します。

出ないとわからないこの楽しさ!出れば間違いなくハマるサンシャイントレッキング!

毎日がサントレだったらいいのに・・・・

写真協力:GOGGLE誌・徳永茂・matt

最後に、見学者二人のエスコートをしてくれた酒井君ありがとう。