過去の参戦記

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2008 サンシャイントライアル&トレッキング

◆XR230モタードで出てみよう
2006/2007大会と2年間使ったXR230に別れを告げ、今年は第二次排気ガス規制に対応した2008年モデルのXR230モタードをチョイス。
モタードモデルならばオフロード用ホイールに履き替えれば一つの車体で、モタードとオフロードと両方楽しむと言う使い方が可能。
ちなみにモタードモデルのフレームカラーはブラック、個人的好みでブラックフレームが好きなので気分も良い。

【外装・足回り・駆動系】
今回の参加はオシャレな二輪専門誌の代表「ゴーグル」誌の企画取材も兼ねており、外装デザインを知人の服飾デザイナー荒川眞一郎氏にお願いした。
そのデザインを具現化すべくカッティングシートの作成・施工は長い付き合いの#2Cグラフィックさんにお力添えをして頂いた。
時間が無いにもかかわらずご尽力頂いたお二人には心から感謝である。
オフロードモデルへの換装は至って簡単、幸い去年のサントレで使ったブラックリムのSL230用前後ホイールもあるし21インチホイール用のスピードメーターギアボックスもある。
これでWADACHI化してサイドスタンドをちょっと長いものに交換すれば完成。
後はトライアルタイヤ装着の為と好みの問題でファイナルレシオも交換。
ファイナルレシオはもう皆さんおなじみ、世界の「悪し沢(あしざわ)レシオ」である。
悪し沢レシオはドライブ12T/リヤ45T、チェーンのコマ数は104Lとかなりローギヤード。
僕はこのレシオではセコンドギヤをメインとして走る。
コイツの具合がなかなか良くて今回も何速でトライすれば良いかなどと言う迷いは一切無く全セクション全てセカンドギアでトライ、その分走りに集中出来たのは事実。
悪し沢さんに後日伺ったのだが、サントレのセクションでは殆どローギアでトライしていたそうだ、これは単純に乗り方や好みの差だ。
使用チェーンはここ数年絶大な信頼を置いている江沼チェーン、しなやかで強く文句無しの最高の製品。
むしろEKチェンと言った方がわかりやすいかもしれない。

【リヤサスペンション】
さらに今回はリヤサスペンションをお隣の調布市にあるサスペンションモデイファイスペシャリスト「MHプロダクツ」さんにご尽力頂きリバルビングによるリヤサスペンションのセッティング変更をお願いした。
XR230は非分解式のダンパーユニットである、しかし長年の経験に裏づけされた技術を持つMHプロダクツさんの手にかかればよりトレッキングランにふさわしい特性のサスに生まれ変わる。
ノーマルは高速道路を二人乗りで時速100kmでも走行出来るダンパーセッティングになっているが自分の場合どう考えてもそういった使用方法は120%ありえないので思い切ってトレッキング専用のセッティングにして頂いた。
費用は\35,000-(税別)かかるが走行性能向上が間違い無く体感出来る素晴らしい仕上がりになった。

【フロントフォーク】
今回はノーマルよりちょっとだけ長いインナーチューブを探して組み付けて使ってみた。
ショーワのサスペンションは世界中のモーターサイクルに使われているので、その中から探すのは本当に大変だった・・・こう言う時に役に立つのが世界中にある人的ネットワーク、皆さんに感謝。
使った理由は単純で、好みの車体姿勢にしたかったから。
これも後日詳しい事はカスタマイズのメニューで紹介する予定。

【フロントブレーキ】
フロントブレーキに関してはしばらくの間はノーマルで乗っていた、しかし大会直前にCRF250R用のセミラジアルタイプのマスターシリンダとケブラーホースに交換、油圧のブレーキスイッチも取り付け保安部品の作動は万全。
うれしい事にこのマスターシリンダーはブレーキレバーが手前にちゃんと来る設計になっている、女性や手の小さな僕にはありがたい。
小さな力で大きな制動、コントロール性も上がって文句なしのブレーキになった。
クラッチレバーも同じくCRF250R用に換装、ホットスターターレバーはそのままチョークレバーに流用。
ハンドルはレンサルのステファン・エバーツレプリカ、これも単純に好みだから使っている。

【クラッチレバーASSY】
「これもついでにCRF250R用に変えてみよう、マスターシリンダーと色が合うし」・・・と言う軽いノリで交換してしまったが結果オーライ。
レバーのタッチが良くてコントロール性も上がり結果的に疲れない、もう最高。
CRF250Rのホットスターターレバーをチョークとして流用してしまえばルックスもいいし質感もある。
ただしCRF250Rとクラッチケーブルの太さが異なるのでワイヤーアジャスタに若干の削り加工が必要だと言う事も合わせてお伝えしておこう。

◆ホンダCRF230F/XR230とサントレと言うイベントの相性
サントレはキシイ・ランプキン氏が2003~2006大会までCRF230Fで4連勝(素晴らしい!)、2007~2008と直樹師範がXR230で2連勝。
前回と今回も2位にはXR230、ちなみに今大会の4位5位もXR230。
初めてお邪魔した2006年大会では、XR230で参加している方は僕を入れてたったの2台。
でも前大会はちょっと増えてチラホラ見かける様になり、さらに今回はもっと増えていたので嬉しい限り。
直樹師範の優勝の成果が出てきたと理解して良いだろう。
これからサントレに出たいとか同じ様な遊びをお考えの方は是非ともXR230を選択肢の中に入れて頂きたい、グリップ抜群のエンジンはきっと最高の相棒になってくれる事だろう。

ここから先は印象に深く残ったセクションをあいまいな記憶を探りながらプレイバックしていこう。

TR・・トライアルルールのセクション
TA・・タイムアタックルールのセクション

◆第1セクション TR スタートしてすぐ、ウォーミングアップセクション。

◆第2セクション TA
今回のサントレはこれがすべて、写真見て(笑)
今までのバイク人生の転倒の中で一番印象に残る転倒だ、とにかく転んだ瞬間の大歓声と笑い声と拍手は今でもしっかりと耳に残っている。
僕が転んで皆さんに喜んで頂ければ光栄極まりない、でも笑って飛び跳ねた奴は覚えてろよ~(笑)
◆第3セクション TR
ここも毎年使います、斜面の上り下りと正確なライン取りとターンを試される。
◆第4セクション TA
ちょっと難しかった、ラインも迷ったし出口手前の大穴がドツボ。
◆第5セクション TR
オブザーバーにShirukoさんいるじゃん、さりげなくプレッシャーだなあ。
でもなかなかオブザーバーファッション決まってました!
◆第6セクション TA
皆さん苦手なクロス丸太、唯一エクストリームテストっぽかったね。
ここは運良く直樹師範から攻略方とライン、フロントタイヤを丸太に当てる当てないとかを教えてもらえたので直樹師範やちばてつさんと同じ7秒のベストタイム。
唯一してやったり感があったセクション。
◆第7セクション TR
ちょっとした軽いガレ場をターンして来るだけだが、油断するとあっさり足が出る。
◆第8セクション TA
沢から斜面を登りターンしてアウト、私はここで直樹師範の芸術的なライディングを見ました。
◆第9セクション TA
ランチ後の豪快なセクション、草で以外と滑るのでスロットルコントロールが以外と難しい。
ここではちばてつさんがベストラップ!スムーズでしなやかなライディングでした。
◆第10セクション TA
入ってすぐ180度ターンが要求されるコムズカシイセクション、後半の砂のセクションも気を抜くとあっさり転ぶ。
◆第11セクション TA
タイムアタックが続きます、息も切れます(ハァハァ)。
空中ナナメ丸太とタテ丸太、そして根っこのオンパレードなセクション。
◆第12セクション TR
これはクリーンセクションと思いトライ、入り口のナナメツルツル浮遊丸太はクリアしたが男ライン斜面の加速で無念の足つき!くやし~。
◆第13セクション TR
去年の殆ど同じセクション、またまたオブザーバーでShirukoさん登場「さっきからストラーダ系の皆さん、二段斜面でまくれてますよぉ」と嬉しいお言葉、そう言っている目の前でムカイダーがまくれた(笑)
沢に下って降りて二段斜面を登り二段斜面を登るのだけど、ここは男ラインの方が簡単でしたよ皆さん。
◆第14セクション TR
トライアルパーク内、唯一の人工物があったセクション。
基本が試されるいいセクションでした。
◆第15セクション TR
4連続丸太!でもクリーンも沢山出ていました!とれっくと~ちゃんからのサービスセクション。
でも男ラインの丸太はそれなりに高さはありました。
◆第16セクション TA
スキー場の大斜面を使った繊細で豪快なセクション。
ここではガルル編集部員のクラモチ君のオンステージが見れた。
でもクラモチ君、失敗したらさっさとセクションから出ましょう、邪魔だぞ邪魔!(笑)

◆表彰台に高い比率でXR230
写真は左から今回準優勝の悪し沢さん、7位のちばてつさん、4位の河野君、5位のアラさん、ちばてつさんを除いてXR230での参加ですが、何らかの形でストラーダの手を入れさせて頂いてます。
優勝の直樹師範のXR230はハンドル以外完全なノーマル車両、それでも優勝してしまうのですから素晴らしいですね。
直樹師範は我々と違いウデがあるのであまりいじる必要が無いのです。

◆里山は弱くない
サントレでセクションを作る場所って言うのは例年決まっています。
去年も使った場所を今年も使っていましたが、去年あれだけバイクが走った跡がどこにもないのです。
大会終了後のスタッフによるセクションやリエゾンの修復作業、つまり人間がちょっと力を貸してあげると里山が持っている回復力は飛躍的に増幅して一冬越すと元の姿に戻ってしまうのです。
里山の力って凄い。

◆身分相応な結果
エントリー83名中11位、去年はまぐれだったから今年は自分でも納得の順位です。
第一セクションのトライで、今年は体の力があまり抜けなかったのはまだ覚えています。
今回は去年以上に乗り込む時間が無くて大変でした、でも来年はもう少し楽しめるようにもうちょっと頑張ろうと思います。
まだ参加されていない皆さん、来年は是非とも一緒に参加しましょう!

写真協力:GOGGLE誌・徳永茂・matt