過去の参戦記

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2009 サントレ徒然記 その1



◆気分は小学生

「バラーッ!ンッパッパパパパパバラーッパ!カシュウーン!(←エンジン停止の音)」今回一緒に行くじょー君のマシンの排気音で目が覚める。
ありゃ寝坊しちゃったかと思い時計を見るとまだ朝7時半、確か朝9時に集合のハズ・・・去年の同様何かあったのか!?と思い心配になりガバッと起きる。
二階の窓から下にいるじょー君に寝ぼけマナコで「どうしたのこんなに早く来て?何かあったの?」と尋ねたら、彼はニコニコしながら「いや・・・待ちきれなくて来ちゃいました」

おいおい、遠足当日の小学生じゃないんだから・・・・・!!

それだけサントレが楽しいイベントだと言う証拠、ちなみにじょー君のオウチはストラーダからたったの5分。
少なくとも朝8時半までは寝ていても9時の集合時間に充分間に合う距離だ。
さて、集合時間の9時になってもカメラマンのトクさんが来ない。
「多分忘れ物だよ、だって230ミーティングの時の前科があるからね、わあ~っはっはっは」と清水さんは実におおらか。
素晴らしいイベントは人の気持ちも大きくしてしまう。
実際今日は長距離移動だけなのであわてても仕方が無いのだ。
20分遅れでトクさん登場、原因はやはり忘れ物(写真編集用パソコン)、これで前科二犯確定。
お見送りは今回仕事で参加出来ないpapaさんとラーメン重富店主でもある世界のアベマツさん。
お二人からはスタミナ&スポーツドリンクの差し入れを沢山頂きました!ゴチソウサマです!
でも高額な金品の差し入れでも全く構いませんので遠慮は無用です。
バイクも積み込んでそそくさと出発。



◆往路

往路の運転はmatt、運転のセンスはいいのだがうるさい(笑)
ナニがうるさいかと言うとハンドリングがどうの、ミッションの変速レスポンスがどうの、あのクルマは何であんな運転しているんだなどと相変わらず運転しながらあーでもないこーでもないとコイツの仕事柄やたらと評論をするのでヤカマシイ事この上無い。
ほっとけばいいのだか同じ車内なので相手をしない訳にもいかないし・・・今思うとトレーラーにでも縛り付けておけば良かったかもしれない!
ココを読んでいるみんなの気持ちを考えて写真はなるべく小さくしておいてやったからな!僕に感謝するんだぞmatt。
さあ!それでは話の舞台を最高にさわやかな山形に移しましょう。



◆VIVA! YAMAGATA !

実は僕、山形と東京のハーフなのだ。
母親が山形県南陽市で生まれ育ち、父親は完全なTOKYO人。
この南陽市はサントレの開催される白鷹の隣町にある。
一番最初にサントレに来た時に南陽市の看板を見て血が騒いだ、しかも毎回サントレのコースの中に南陽市が含まれているのはとても嬉しかった。
小さな頃母親に連れられて来た覚えがあるが、年々記憶と頭髪は薄れて行くので今となっては母親の実家の場所もはっきりわからないのはちょっと悲しい。
薄れて行く記憶を蘇らせる事は出来ない。
でも大好きな山形に何らかの形で少しでも貢献出来て、記憶に残るような事が出来たら良いなと思いつつ毎年サンシャイントライアル&トレッキングに通う様になった。
それも今回で終了かと思うと本当に残念。
多分山形にはこういった機会が無い限りもう行く事は無いだろう・・・
毎回見る事の出来るとても印象に残る看板は爽やかな朝を連想させてくれる。
ちなみにこれを見ないとサントレに来た気がしないと思うのは僕だけではない。


◆無事に白鷹町営スキー場に到着

いつもの場所、いつもの空気、そしていつもの皆さんがいる。
しかし取材でお邪魔させて頂いた我々には感慨にふけっている時間は無い。
テキパキとトレーラーからバイクを降ろし、日没が迫っているので急いで車体の撮影の準備に入る。
トクさんが遅刻の分を取り戻す為にテキパキと撮影準備中。


◆サンシャイントライアル&トレッキング事務局のスズキヒロタカ氏

会場に到着したらなにはともあれご挨拶!
一年ぶりの再会でお互いの元気を確認するのは良い事なのだ。
一番最初の参戦からずっとお世話になりっぱなしで本当に温厚な方です。
電話を通じてお話させて頂いた時の第一印象は超真面目できっちりした人。
声から想像した外見は、ヘアスタイルは絶対にきっちり七三分け、極太の黒縁セルフレームのメガネ!だったのですが実際お会いしたらなんとロン毛!
とてもお手入れの行き届いたキューティクルなロン毛が美しいナイスガイです!


◆車検

公道を走るイベントなので保安部品の作動確認が主なチェック項目。
僕のXR230の保安部品は完全ノーマルなので当然ながら全く問題無し。
ご褒美に「サンシャイントライアル特製ニコニコ車検合格ステッカー」を貼って頂く。
サントレ参加やバイクの種類に関係無く、公道を走るバイクの保安部品はキチンとしておきましょう。


◆受付

車検の後は受付です。
相変わらずスムーズな受付でスタッフの対応も素晴らしい。
作業もテキパキと迷う事無く気持ち良い事この上無い。
こういった部分にもサンシャインスピリットが流れているんだと深く実感。
歓迎の意味を含めた赤い絨毯がうれしい、気分は勝手にハリウッドのセレブレティだ。
いつも本当にありがとう!



◆BTMハルキさんのマシン

毎年楽しみなのが、ピットウォーク。
ここに来ると工夫をこらした様々なマシンを見ることが出来る。
これはビッグタンクマガジン誌編集長ハルキさんのハスキー。
ミシュランの新型トライアルタイヤコンペティションライト装着でカッコヨロスィ。
ハスキーでもタイヤとスイングアームのクリアランスはギリギリでした。

◆漢のマシンホンダXR650R

これはすごい!
どこのどなたのマシンか存じませんが、足付きの為なのか手作りのローシートがお涙頂戴モノ。
クソ力のこのマシンを抑え込んで走る快感は間違い無く病みつきに・・・僕たちもこのマシンは本当に色々やったのでその苦労は身に沁みて伝わって来る。
とにかく何がなんでもこのマシンで走りきってやると言う熱意がスゴイ、その熱意に押されてついシャッターをパシャ!


◆ついに対面!感激のマシン

ニセT-RIDE?
いいえとんでもない、T-RIDEが世に出る遥か前からこのマシンは世に出ていた。
去年のサントレでもガンガン走る!走る!
ヤマハWR250Fをベースにサブフレームなどは完全ワンオフ製作。
これはひょっとしたらT-RIDEのルーツ!?と言えるマシンでしょう、多分(笑)
このマシンとオーナーのATKさんがずっと気になっていたので、お会いしてお話もお伺い出来てとても嬉しかった!
こういった皆さんとの出会いもサンシャインの魅力。


◆ホスピタリティとしてのスキー場施設の夏季利用

パドック散歩でふと思ったのだがサンシャイントライアル&トレッキングの会場本部は、夏の間殆ど使われることの無いであろうスキー場のしっかりした施設を使わせて頂いている。
ツーリングトライアルの形式を取っているからこそ可能な部分でもある。
もちろん備え付けの食堂施設もあり味も最高。
今年も地元のまあ・どんな会のお嬢様達が作ってくれた「だし」をたらふく堪能することが出来た。
これが本当においしくて大変幸せな気分になれる、こんな部分でも山形県人の血が騒ぐのだ。
お手洗いも建物に備え付けなので大変清潔で何も心配はいらない。
僕らのトランポを停めさせて頂く駐車場も舗装、はっきり申し上げてこちらも清潔で大変よろしい。
なので僕らもマシンに付いた土を(実際そんなに付着しないが)舗装路面に残さぬように気を使う程キレイ。
オフロードのイベントに行くと大概はトランポ運転席の足元がドロドロになってしまう事が多いが、ここではそんな事はありえない。
ここは特別だが極端な話パンプスだって大丈夫じゃない?
でもさすがにあそこで履いている人はいなかった(笑)



◆ヘルメット

今年からはアライヘルメットを使ってみる事に。
従来から販売されているシールド付きのオフロードフルフェイスヘルメットのツアークロスⅡ、これの新色として発売された「トレック」をチョイス。
ネーミングからしてサンシャイントレッキングで使わなかったら一体ドコで使うのと言わんばかりの製品。
このカラーリングは元々アメリカで販売しており、国内でも販売して欲しいと言う声を聞いてアライヘルメットがリリースしてくれたモデル。
こういったお客様の声を聞いて販売に踏み切ってくれるのは嬉しい、これぞ企業のあるべき姿ではないだろうか。


◆ブーツ

この12年程ずっとガエルネ製品を愛用している。
自分の足にとても良くフィットすると言うのが一番大きな理由、これからもずっとガエルネを履き続けるだろう。
さて、今回は4年以上使い込んだトライアルブーツDUEから新製品のTREに履き替えた。
新品でもいきなり足に馴染む素晴らしいブーツ!!もう僕はガエルネ以外のブーツは考えられない。
もともと軽いブーツだが、フィッティングが良いのも手伝ってもっと軽く感じられる。
またガエルネは日本総輸入元であるジャペックスさんのアフターサービス体制が素晴らしく、非常に安心。
ガエルネ最高!!皆さんも迷ったらガエルネです。


◆池田忠夫選手

2009年春のマッディなギャロップ-Xで全員をラップしてぶっちぎり優勝したイケチューこと池田忠夫選手。
現役のエンデューロ選手がサントレに出てくれるのはとても嬉しい。
しかもイベントの趣旨を理解して頂き、リヤタイヤにはIRCツーリストを装着しての参加だ。
今回は出走順が近くてセクションで一緒になる事が多く、彼のライディングをじっくりと見ることが出来た。
強く感じたのは基礎テクニックの厚みとレベルがケタ違い。
人は彼のライディングをしなやかと言う、まさにその通り。
何故しなやかなのかはちょっと考えて頂ければわかると思うが、しっかりした基礎テクがあるのでリラックスして走れるのだ。
彼が乗ると軽いKTMがもっと軽いマシンに見える。
もっともKTMに限らず、2st125cc以上のハイパフォーマンスマシンでコンペティション系の勝利を目指すライダーならば、彼のこういった走りは絶対に見ておく必要はある。
いや、見なければいけない!
エンデューロレースではなかなかじっくり見ることの出来ない精密なライン取り、超正確なフロントアップ、そして職人の域に達している”メリハリがあって丁寧な”抜群のスロットルワーク。
さらにそこへ緻密なリヤブレーキコントロールが加わるワケで、この分厚くがっちりとした基礎テクニックの上にあの走りがあると改めて実感。
トライアル的な走りもかなり高レベル、スピードの出せないセクションでも抜群のステップコントロールでバランス取りも文句無し。
もし彼が本気でトライアルに取り組んだらあっと言う間に国際B級レベルに達するだろう。
その中でも特筆すべきは超正確なフロントアップ!
あれだけヒザが正確に動けば(しかも必要最低限)リヤサスの良い動きをすんなり引き出せるワケだね、本当にに素晴らしい。
ちなみにコンペ系勝利を目指すライダーで、ハイパフォーマンスマシンに乗っていてフロントアップが確実に出来ないのは論外。
ハイパフォーマンスマシンは基礎が出来ている人が乗るものだし、どこのメーカーでもそういったスタンスで作っている。
基礎がキチンと出来ていないとまず間違いなくぶっ飛んでケガをする、このレベルのマシンはそういう乗り物と言う事をキチンと認識してほしい。
上を目指すのならフロントもアップして同じ様に上を目指しましょう、ね!
話もぶっ飛びました(笑)すいません。
普段彼と一緒に走っていれば良い影響を受けて自然と上達するはず、控えめで礼儀正しい人柄も含めて彼から学ぶべき事は沢山ある。
実は今回彼の走りを一番見たかったので、池田選手を連れて来てくれたフリーライドマガジン誌編集長の三上さんに心から感謝だ。
写真はタイムアタックのセクション、ここでは誰よりも早く向きを変えて1センチでも長く助走距離を稼ぐライン取りと加速フォームが素晴らしい。
素晴らしすぎてその後色々あったのだけどまあそれはナイショって事で(笑)
その他の連中はコティラ!!←イシゲ風
池田選手の加速ポイントとその他の連中の加速ポイントの違いを見てね、その体勢になるまでの違いを想像しながら見ると参考になる。

サントレ徒然記 その1ここまで~、ああ眠い
2009 July