SMOOTH RIDE

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Jan 2007「2007 1.3 ハシレヒメマル感謝祭編」

◆「クロカン中級セクションを担当して」

いや~非常に楽しかったですね~!
セクション攻略方法も個性が出て実に勉強になりました。
やっぱこう言うのは見ているに限りますねー「手を出さずに口を出す」これに尽きます。

さてさて今回のクロカンセクション練習はセクションの出口まで行ける行けないがはっきりと出ました。
行ける人は何度やっても行けます、行けない人は何度やっても行けません。
しかし走り方の組み立てをちょっとアドバイスしてあげるだけでとたんに出口まで行けたりします。
セクションが難しいと言われましたが決してそんな事はありません。
エンデューロレースなどでも難所に行けばあれより難しいトコロは沢山あるでしょう。
ただ普通よりゴマカシが利かないので自分の技量がはっきりと出てしまうだけの話なのです。
自分の技量を知ると言うのはとても大事で、今後の練習の方向性も見えて来ます。

皆さんセクションに一生懸命トライしてくれます、見ていると「上手くなりたい!」と言う気持ちが僕の方にも伝わって来ます。
しかしあせりは禁物、僕だって最初はタイヤ交換なんて出来なかった様に物事の上達には順番と言うものがあります。
そんな皆さんにアドバイスの際にちょっとこんな質問をしてみました「どんな事が上手くなりたいの?」しかし明確な答えを返して頂いた方は殆どいません。
これではいけません、あのワザが出来るようになりたいとか何でも良いので目標を持ちましょう。

皆さんがいつも楽しんでいるエンデューロライディング、速い人はカッコイイですね飛んだり跳ねたり自由自在です。
そういった大ワザの基本はここで使うような小ワザの集大成でもあるのです。

上手くなりたいのであればモトクロスとトライアルの両方をやりなさいと昔から言われています。
僕の知人で両方練習している人がいますが、彼は上達が驚異的に早いです。
実際エンデューロはその二つの競技の両方のテクニックが必要な世界です。
トライアル、モトクロスとそれぞれ専用マシンを所有出来れば良いのですが現実はなかなか難しいのが実情ですね。
そういった意味でも手持ちのマシンで今回の様なクロカンセクション練習は大変有意義だと思います。
マシンコントロールが上手になれば速さは必然的に付いて来ますので、あんまりがんばらずにたっぷり休憩を取りながらのんびり練習しましょう。

さて今回のセクションはいくつかのネライを定めて設営してみました。
@クリーンは目的ではない(出来れば出来たでOK!)
@ステップに立ってるか
@行く方向を見ているか
@自分のバイクの大きさ(ホイールベース・ハンドル切れ角)を把握しているか

どうでしょう、皆さんどの位ご理解頂いているでしょうか。
私が見た範囲ではチバテツさん、姫丸さん、Johさん、寅吉さん、腹1号、腹2号、matt、トレーナーの鈴木さん、プチ野くん・・・このへんは合格ライン。
他にも何人かいらっしゃいましたがお名前がわかりません、ゴメンナサイ。
特に鈴木さんなんですが、ライディング中のあの身体の柔らかさは素晴らしい!
鈴木さんが本気で練習したら、間違いなく皆さんあっという間に追い越されます。

*ステップに立つ
全員に共通するトータル的なアドバイスになりますがとにかくステップにしっかり立ちましょう。
立つ位置は親指の付け根をメインに乗って下さい、ここが一番力が入ります。
写真のライダー腹1号の左足に注目!(見えないね、すみません)彼も親指の付け根で乗っています。
そうするとカカトも上げやすいのでしっかりと車体に加重をかける事が可能なのです。
ステップに立てば重心も低くなり車体の安定に繋がります。
安定すればハンドルにしがみつく事も無くなります、腕の力も抜けるのでスロットルワークも力を抜いて楽に出来ます。
さらに頭も動く事無くセクションを遠くまで見る事も可能です。
さあステップに立ちましょう!ステップにしっかり立てばそこには明るい未来が待ってます!(本当か?)
合格ラインの方々は、まずステップにきちんと立って視野を広く取っていました、これだけで大きな違いが生まれます。
さらに皆さんセクション内で停止しません、バイクを止めない様に上手く効果的に足を着いて確実にバイクを前へ進めています。
タイヤ半回転分の加速を良くご理解頂いているようです。

*目線の話
セクションを最後まで行ける人は目線がとても丁寧でキチンと先を見ています。
行けない人は手前しか見ていません、あるいは見たくても余裕が無くて見れないか・・?理由は様々です。
多くの場合、車体が不安定になる恐怖感からハンドルにしがみつき、目線が近くなっています。
先に述べたようにステップに立ちましょう。
ハンドルやチェンジペダル、レバー類も立った姿勢に合わせてセッティングしておきましょう。
座って走れる時は比較的マシンが安定している状態ですから操作はなんとかなるものです。

ステップに立って、足元をしっかり決めれば腕や肩の力は抜けます。
すると、自然に視野は広がり目線の自由度は増えます。
セクション走行中、ちょっとでも自分の行き先に目線を送って情報収集すれば、身体はその情報を元に勝手に反応してくれるものなのです。
視野を広く取る練習は日常生活の中でも充分に出来ます。
街乗りをしている時、正面を見ていながら自分の右脇、左脇のクルマの動きを感じていませんか?
同じ事です、電車の中で新聞を読んでいる時に視界の中で左右の人の動きを気にしてみたり・・・難しいことはありません、ただ意識すればよいのです。
訓練すれば写真のモデルさんの様に目ヂカラ抜群の流し目だって自由自在、しかもオヤジにモテモテ・・・・・(笑)

*自分のバイクの大きさは?
ホイールベース(前後のタイヤ位置)と最小回転半径くらいは身体に叩き込んでおきましょう。
覚える方法としては、バイクを押してハンドルフルロックで8の字を描いてみましょう。
押しながら前タイヤの通る位置、後タイヤの通る位置を確認してどの位の大きさなのか把握出来ればOK。
たったこれだけです、至って単純で誰でも出来るのですが意外と実行する人は少ないです。
ついでにバックで同じことをしてみましょう。
前進、後進でこの感覚を把握できれば転倒した際のリカバリーにかなり役立ちます。

*ここまで読んでう~むとお感じなった方
実はもっとお伝えしたい事が沢山あります、しかしとても全部は書ききれません。

しいて申し上げるのであれば自分が過去に経験してきたトライアルライディングの中でエンデューロ上達に必ず役に立ちそうな内容にだけをチョイスして色々とお伝えしたいと思っています。
内容はとても大事な基礎練習ばかりになりますが、上手くなりたいと思っていても効果的な練習の方法を皆さんご存知無い様に思えます。
トライアル系のライディングを経験する事で間違いなく上達しますので今後も一緒に楽しみながらやっていきましょう。