SMOOTH RIDE

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Oct. 2007「ヒルクライム」

◆「登れる?」
ヒルクライムはオフロード競技のジャンルを超えた花形セクション、単純だけど実に奥の深いセクションの一つです
中にはヒルクライムを楽しみたいが為にオフロードバイクに乗っている方も・・・・・大勢います。

そんなヒルクライムですが技術的な差が非常に出やすいセクションでもあります。
ぱっと見には全く難しそうに見えないが実際トライすると全く歯が立たなかったりと本当にイロイロで、この坂に自分の人生の縮図を垣間見る事も出来ます。(笑)

登れる人は何回トライしても登れます、登れない人は何回やっても登れません、行ける行けないがはっきりしているのです。
そんな時に良く聞くセリフは「あの人は上手いから登れる」、確かにその通りです。
でもそこでちょっと考えてみて下さい、上手い人は何故登れるのでしょう?
登れるからには必ず理由があります、それは「登る感覚を知っている」からです。

◆「登る為には!」
その昔(20年以上前)私は写真の様なウッズヒルクライムセクションやロックセクションがある真木トライアルランドと言う所へ良く練習に行ったものです。(現在は閉鎖)
もちろんトライアルパークなのでトライアル車での練習になりますが、扱いやすく軽いトライアル車で練習して「確実にグリップさせて登る」と言う感覚を身に付けてしまうのが全てのオフロードライディング全般に有効ではないかと思います。

限界の高いトライアル車でひとたび「登ると言う感覚」を身に付けてしまえばしめたもの!
その感覚をエンデューロ・トレールマシンに応用してしまえば良いだけの話なのです。


東京日野市に多摩テックと言う遊園地があります、母体がホンダと言う事もあり昔からトライアルパークがあり今でも利用出来る貴重な場所です。(トライアル車のみ)
ここのパークは斜面とすり鉢状の地形で形成されており土質は関東ローム層。
晴れの日はともかく一度雨が降ってしまうと関東ローム層の土質はタイヤから無情な位にグリップを奪い去ります。
そんな雨の日にこのパークのすり鉢底に行ってしまうと初期加速も付けられず、脱出する為にはテクニックの無い私は押して登って行くしかありませんでした。
この時ばかりは軽量コンパクトなトライアル車が瞬時にしてアフリカツインに変身します(泣)
それでもやはり雨の日は練習になるので、手変え品変え色々な方法で繰り返しトライしているうちにグリップさせられるポイントがなんとなくわかって来ました。
私の場合そのポイントと言うのはフットレストにありました!
フットレストに「とある角度」で荷重すると今までツルツルで登れなかった坂がウソの様に登れてしまったのです・・・・(驚)
それから全日本トライアルを観戦に行っても、国際A級ライダーの走りを見る目がはっきりと変わった自分に驚いたり色々な発見をしました。

皆さんは雨の日ってあまり好んで練習しませんよね?逆に雨の日にしか出来ない練習もあるのは事実です。
特にヒルクライムのヒントは雨の日に見つける事が多かったです。
風邪をひいてもマズイのですが雨の日にはそれ以外のテクニック向上のヒントが沢山落ちています。
それを発見するのもオフロードライディングの一つの楽しみです。

現在皆さんとなんとか遊ばせて頂けるのは、この時の経験が多少なりとも役に立っているのかもしれませんね・・・・。